各々の取引所の販売価格さを利用して、その差分の利益を受け取る「アービトラージ」という方法について調べてみました。

前提として知っておきたい「販売所」「取引所」の違い

アービトラージの話を始める前に「販売所」と「取引所」の違いを抑えておかなくてはいけません。

ざっくり言うと次のようなものです。

  • 販売所:ビットフライヤー、Zaif、コインチェックなど、口座開設したユーザーに直接仮想通貨を販売している会社
  • 取引所:(販売所などにある)ユーザー間で売買する場所

例えばビットフライヤーの管理画面をよーく見てみると…

「販売所」と「取引所」があるのがわかります。

販売所

こちらは直接、口座開設した会社から購入する場所ですね。
(ここで言うとビットフライヤー)

取引所

こちらがユーザー間で売買する取引所。
(ここで言うとビットフライヤーの口座開設した人同士がやり取りをすること)

取引所の方が販売所より価格が安い理由

上記の例を見てもらうと分かるのですが販売所と取引所を比較してみると同じビットコインなのにも関わらず、取引所の方が安くなっています。

なぜ取引所の価格のほうが安いかと言うと、販売所で買う価格には販売所からの手数料が内包されているからです。
ですので、販売所によってもかける手数料が異なるため通貨の販売価格が異なります。

例えば現段階(2018年3月20日)、執筆段階でビットフライヤーとコインチェックのビットコイン購入価格を比較してみると

  • 1BTC=930,648 JPY(コインチェック)
  • 1BTC=929,346 JPY(ビットフライヤー)

となっています。

ここまで読むと「この差分を利用してビットフライヤーで仮想通貨を買って、コインチェックで売るという方法が使えるのでは?」と考える方もいますが、販売価格は購入価格より大きく下がってしまうのでその方法では明らかにマイナスです。
(※上記時点でいずれの販売所でも1BTC=900,000 JPY前後。また販売所間の送金には手数料も入ってきます)

取引所で安く購入して、高く売る

ではどうすればいいのか。

答えは簡単で、安く売買されている取引所で安く購入して、高く売買されている取引所で高く販売してその利益を得るのです。

同じく取引所によってもコインの取扱価格は異なっていますのでその差分を見計らって売買をして利益を得ます。

アービトラージのメリット・デメリット

アービトラージのメリットとして、取引所の価格差分を正確に掴めれば高い確率で得をする(※絶対ではない)ということです。
仮想通貨の世界は値動きが激しく先読みができないのでここは大きなメリットと言えるでしょう。

その一方でデメリットとしては何と言ってもめんどくさいこと。
まず複数の口座を開かなくてはいけない、相場を常に眺めていなくてはいけないなど手間が大きくかかります。

そして取引所によって差分があるとは言うものの極端な差分があることもそうそう多くはないので、画面や相場に張り付きになって時間を取られる割には儲けが少ないというのが実情です。

そうした一連の作業や画面を眺めることが苦ではなく、コツコツとできる方にはおすすめの方法かもしれません。