2018年6月15日現在、Coinhive(コインハイブ)が話題になっています。

話題になっているニュースとしてはこちらですね。

サイト閲覧者に仮想通貨をマイニングしてもらうことで収益を得られるツール「Coinhive」を設置した複数のサイト運営者が、不正指令電磁的記録(ウイルス)供用・保管などの容疑で相次いで摘発されている、との報道が出ている。
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Coinhiveを設置したサイトの運営者が摘発されているというニュースです。

この事件のどこが問題なのかを噛み砕いてまとめてみます。

Coinhive(コインハイブ)とは


(Coinhiveのサイトにアクセスしようとしたところウイルスソフトにウイルス検知されてしまい入れませんでしたので割愛します)

まずはじめにCoinhive(コインハイブ)とは何か。

Coinhiveとは運営しているサイトの中にコードを埋め込むと、そのサイトにアクセスしたユーザーのPCのパワーを使って「Monero」のマイニングを行うというものです。

要するに「他人のPCの力を使ってマイニングをする」ということですね。

「他人の力を使うなんてとんでもない!」という一方で新たな収益源の可能性にもなりうる

少し話が変わりますが、スマホなどでサイトにアクセスした際にうっとうしい広告などを見たことがないですか?

画面下で動いたり、画面の真ん中からふわっと登場したり…嫌な感じのするものが多いですよね。

サイトを見ているユーザーとしては「広告を消して欲しい」と思うわけなのですが、サイト運営者からするとタダでサイトを運営するわけには行かないのでああした広告で収益を出してサイト運営費用にしています。

話を戻しましょう。

もし仮にうっとうしい広告などを廃止しようとした場合、サイト運営者は他の収益源が必要になります。

このCoinhiveは「サイト運営者の収益源のひとつとなるのでは」「広告を見なくてもすむ仕組みづくりができるのでは」と注目されていた一面もありました。

感情的には「他人の力を使うなんてとんでもない!」となってしまうところですが、お金周りの話では新しいシステムとして注目されていたのです。

今回のCoinhive摘発は何が問題になっているのか?

さて話を冒頭のCoinhive摘発事件に戻しましょう。

今回もっとも問題となっているのが「不正指令電磁的記録に関する罪」の解釈です。

「人が電子計算機を使用するに際してその意図に沿うべき動作をさせず,又はその意図に反する動作をさせるべき不正な指令を与える電磁的記録」
いわゆるコンピュータ・ウイルスに関する罪について

法律として上記のように定められているので意図せずマイニングをさせられるということは、そのまま違法となるように見えます。

ただしCoinhiveに限らずネット上のサイトではさまざまなプログラムが動いていること(例えば広告や解析などもユーザーにとっては「意図に沿ったものではない」)もあり、どこからどこまでが「意図に反する動作」と解釈されるのかが不明瞭なのが大問題なのです。

線引が曖昧だと警察の独断で逮捕が出来てしまうということですからね。

今回摘発された方はこの問題から異議申立てを出しています。